知っておきたい野菜作りの基本

土作りは畑の基本!野菜がグングン育つ腐葉土・米ぬかを活用した自宅の庭で簡単土作り

Contents

土作りで畑の出来の9割が決まる!初心者から始める野菜栽培のための土作りの基本

土作りから始めなければならない本当の意味とは?

「土作り」は野菜を栽培する上で絶対に欠かせない必須の作業です。

なぜなら野菜を育てるのは「土自身」であり、野菜は土から養分、水分、酸素を補充しながら成長していくので、土は全ての野菜が育つための土台となり、野菜作りの9割を占めると言っても過言ではないでしょう。

なので、土自身に作物を育てる力が備わっていないと、どんなに良い手入れを行ったとしても作物は決して良く育ちません。

土作りの目的は「土自身に作物を実らせる力を養わせること」であり、野菜栽培を行うためのファーストステップとなる作業なのです。

土作り初心者のための痩せた土の見分け方

痩せた土は地面をシャベルで掘ってみるとすぐにわかります。

痩せた土壌というのは、大の大人が力いっぱいシャベルを踏みこんでも、簡単に地面に刺さらないほどガチガチで固い土です。

なぜなら、ボクたちが普段過ごしている地面というのは、人や自動車が走っても沈みこまないように、重機などで固く踏み固められて作られています。

それが原因で地中の酸素が欠乏して草の根が窒息状態で生えにくく、草が生えにくくなると、それをエサとする微生物が離れていくので、その結果、土が分解活動を停止してガチガチの固い土となってしまうからです。

これが痩せた土です。

そのような地面に種や苗をじかに植えても絶対に作物は実りません。

野菜栽培に適した良い土の条件とは?

野菜栽培のための理想となる土は、力を込めなくてもサクッと掘れるぐらい柔らかな土です。

柔らかな土というのは、その土に微生物が多く住んでおり、その微生物が枯草や落ち葉といった有機物を常に分解して活発に活動していますので、踏みしめると足が沈みこむぐらいフカフカです。

イマイチ想像出来ないという場合は、ぜひ「山中の土」を掘ってみてください。

山中の土こそまさに、野菜栽培に適した理想の土です。

山中は人間が手入れしたり、肥料を与えていなくても、新鮮な山菜や野野菜が豊富に生えていますよね?。

山中の土は、覆い茂った大量の葉や枝、さらには小動物の死骸などを常に分解しているため、地中は栄養の宝庫であり、ボクもわざわざ業者に頼んで山中の土を発注するほどです。

このような土を作ることが野菜栽培のファーストステップとなります。

土作り初心者のための野菜畑に適した土の3原則

野菜を育てるための土に必要な3原則があります。

1栄養・2水分・3微生物。

です。

土を活性化させるのは「微生物」の役目です。

微生物が土中の有機物を分解し、それをを栄養化させて、野菜の根に供給することで野菜が育っていくので、土中に微生物を増やすことが土作り最大の目的です。

そして、微生物を土に寄ってこさせるために必要なのが「栄養」と「水分」です。

この辺りを我々人間の住む「街」に置き換えて見てください。

街に人が集まるには、その街に「仕事」があり、仕事があれば「収入」が入って人が生活を始め、人がその街で生活を始めると、その街には活気であふれます。

逆に街にお金を稼ぐための仕事がなければ、人は仕事を求めてその街から離れていき、人が離れて行くと、活気が失われ、街が過疎化していきます。

この辺は土も同じなのです。

なので微生物たちに、その土に魅力を感じて寄ってきてもらうために、土に栄養と水分を与えていく必要があるわけです。

腐葉土・米ぬかを活用した土作り!初心者でもカンタン無肥料・無農薬で作れる野菜栽培のやり方

化学肥料では土作りは出来ない

野菜を育てるためにパッと思い浮かぶのが「化学肥料」なんじゃないかなと思います。

化学肥料は野菜が育つために必要な栄養素を1つにまとめたもので、カンタンに説明すると「サプリメント」のような効果を持ちます。

化学肥料を使うメリットとしては、どんなに痩せた土壌であっても、作物を育て上げることが出来るということと、不足した栄養分をピンポイントかつ即効で補うということです。

「だったら土作りなんて面倒なことしなくても、化学肥料を使えば一発じゃない?。」

と思うかもしれませんが、実は化学肥料では決して土は肥えていかないのです。

化学肥料を使わなければいけないということは、そもそも土自体に作物を育てる力がありませんので、栄養が偏って変な病気が出てみたり、連作障害を起こしやすくなったりします。

化学肥料と言うのはあくまで「不足した栄養を補うための補助」に過ぎません。

例えば、ちゃんと米や魚や肉や野菜とバランス良くご飯を食べてる人と、サプリメントだけ口にして暮らしている人とでは、どちらが健康的に見えるでしょうか?。

おそらく「前者」のほうですよね?。

そこは野菜も同じで「土中から発生した栄養で育った野菜」「化学肥料というサプリの栄養で育った野菜」とでは、野菜の健康状態に影響を及ぼします。

無農薬・無肥料で野菜が作れるおススメの土作りとは?

無農薬・無肥料で野菜が作るためのおススメの土作りは「地中の粘土層や耕盤層を崩し、その穴に有機物を埋め込むこと」です。

ボクたちが住みやすいように重機などで整備された地面は、固く踏み固められていて植物や生物が生存しづらく、そのため分解するべき有機物がないので、土自体の活動が停止しているからです。

なので、地中の粘土層や耕盤層を崩して土中の通気性と水はけを改善し、枯草といった有機物を埋め込むことで土本来の役割である「分解」の活動を取り戻してあげます。

土が分解活動を始め、有機物をしっかり分解し始めたら、そこから栄養を野菜に送りますので、化学肥料をわざわざ与える必要はありませんし、野菜がしっかり土から栄養を吸うことが出来たら病気にもなり辛いですので農薬も使用する必要がありません。

腐葉土を活用することで野菜土作りがカンタンに!

掘り返したばかりの土は栄養がない状態ですので、そのままでは作物が育ちません。

なので、土を発酵させ、分解活動を再開させてあげる必要があります。

そこで使用するのが「腐葉土」です。

「腐植土」とは、秋や冬に枯れて落ちた樹木の葉っぱや枝が長い年月をかけて、土状になったものをいいます。

腐葉土は土壌の微生物が数年かけて作っていますが、ホームセンターで普通に販売されている腐葉土で充分です。

腐葉土には、通気性や保水性、保肥性を高める効果があり、いわゆる栄養分や微生物が少なくなって痩せた土を蘇らせてくれますので、埋め戻す土にしっかり混ぜ込むことで、土が発酵し、野菜栽培に適したフカフカで柔らかい土に出来上がります。

米ぬかは土作りに欠かせない最強の発酵促進剤!

腐葉土と並び、土作りに欠かせないもう一つの要素が「米ぬか」です。

米ぬかとは、収穫した米を精米したときに出るカスのことなのですが、実は米ぬかは短期間で土壌を発酵させてくれる効果を持っています。

米ぬかも腐葉土と一緒に混ぜ込むことで、混ぜ込んだ米ぬかが土壌で発熱し、発酵を促進してくれます。

また、米ぬかには野菜を育てるために必要な3要素である「窒素」「リン酸」「カリ」を全て含んでいます。

もともとが種皮や胚芽なので、糖分やタンパク質も豊富で、そのため土壌微生物の活動を活性化させる効果に、たいへん優れています。

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ホームセンター以外に米ぬかをタダで入手するおススメの方法!

米ぬかはホームセンター等で購入可能ですが、無料で入手出来るおススメの方法があります!。

それが「コイン精米機などの無人精米所」です。

実は無人のコイン精米機には、精米した後の米ぬかを一か所に堆積してある一室があり、そこに集めてある米ぬかは場所にもよりますが、大体は自由にお持ち帰りOK!。

米ぬかの堆積室は大体精米機の隣に設置されていますので、もしお近くにコイン精米機があったら是非ゲットしておきましょう。

※場所によっては持ち帰りNGの精米機もありますので、確認してから持ち帰るようにしましょう。

家庭菜園土作りの基本!庭で畑を作るときの手順とおススメのやり方

家庭菜園を行うときに必要なもの

自宅の庭で家庭菜園を行う際に必要なものは5つ。

1・先の尖ったシャベル。

2・腐葉土。

3・米ぬか。

4・草木灰か籾殻くん炭。

5・枯草や落ち葉などの有機物。

畑を作ると言っても、耕運機のような大々的な設備は必要なく、シャベル1本で充分です。

どれもホームセンターで簡単に手に入るものばかりですので、ぜひそろえてみてください。

庭で家庭菜園を作るときの土作りの手順①「耕盤層や粘土層を崩す」

まず始めに行うことは「土中の粘土層や耕盤層を崩すこと」です。

だいたい20㎝ほど地中を掘り進めるとガツンと固い感触の耕盤層や、ズブリと鈍い感触の粘土層が姿を現します。

もし、どちらも姿を見せないという場合は30cm~40cm掘って終了です。

粘土層や耕盤層は水が染み込まず、肥料も入っていきませんので1箇所に溜りやすく、そのため野菜の根が腐ったりして病気になりやすくなります。

ここをシャベルでしっかり崩してあげると、土中の通気性と水はけが改善され、根が地中の奥深くまで伸びていきますので、たくましく病気に強い野菜に育っていきます。

庭で家庭菜園を作るときの土作りの手順②「有機物を埋め込む」

粘土層や耕盤層を崩したら、その穴に草木灰や籾殻くん炭を地面が隠れる程度に撒き、その上に「ススキ」や「枯葉」「米ぬか」と言った有機物を埋め込みます。

これら有機物が微生物のエサとなるのです。

埋める順番は、

①草木灰or籾殻くん炭を撒く。

②ススキや枯葉を敷き詰める。

③その上から米ぬかを撒く。

④土を埋め戻す。

こうすることによって、籾殻くん炭や草木灰が微生物の住処となり、枯草や落ち葉がエサとなって、米ぬかによって発酵が促進されていきますので、土に栄養が行き渡り、固い土が時間を追うごとにフカフカの柔らかい土に変わっていきます。

ただし、有機物を埋めるとき注意してほしい点は「必ず枯れ切った物」を入れるようにしてください。

刈り取ったばかりの青々とした雑草を入れても発酵しにくく、養分になるまでかなり時間を要してしまうからです。

庭で家庭菜園を作るときの手順③「土を埋め戻して畝(うね)を立てる」

有機物を穴に入れたら土を埋め戻します。

このとき埋め戻す土に「腐葉土」「米ぬか」をしっかり混ぜこみ、こんもり盛り上げて「畝(うね)」を立てます。

畝を立てるときはカマボコ状に形を整えて、時間が経過すると雨風にさらされて低くなっていきますので、始めは出来るだけ高く作っておきます。

と、言うのも、そこの土壌にもよりますが、基本的に野菜は水はけが良く、乾燥状態を好みますので、高く土を盛り上げて作っておくと、水が下へ流れやすくなるうえに、風当たりも良くなりますので、畝を作ることで、丁度よく土中の環境を保つことが出来るのです。

もし、土壌が粘土質の場合は、他の土壌より水はけが悪いですので、特に意識して高めに畝を立てるようにしましょう。

枯葉などの有機物を用意出来ない場合でのおススメの土作りのやり方

もし、近くに枯葉や雑草といった埋めるための有機物を用意出来ないという場合は、市販の「くん炭」「腐葉土」「米ぬか」「油かす」でも充分です。

これだけでもしっかり作物は成長しますし、野菜を育てることで、野菜の根や、後々生えてくる雑草などが有機物となって、それをエサとする微生物がドンドン地中にやってきて土を肥やしてくれます。

また、この方法は植え付けまで時間がなく、1か月か2か月しかないという場合も有効です。

腐葉土はすでに発酵して、野菜の植え付けに適した土の状態ですし、そこに油かす、米ぬかを混ぜ込むことで短期間ながら野菜栽培に適した土に変化していきます。

家庭菜園野菜作り粘土質対策!庭の土がフカフカに変わるおススメの方法

家庭菜園で土作り粘土質対策

家庭菜園を行う際、厄介になるのが「粘土質の土」です。

粘土質の土は、水が浸透しにくく、長雨が続くと水溜りになり、野菜の根を腐りやすく、そのクセ水気を保持しにくく、肥料持ちが悪いですので、地表が常にひび割れを起こしています。

ボクの畑はほぼ粘土で出来てる土と言っても過言でないくらい、ヒドイ粘土質の土壌でありますが、それも工夫次第でフッカフカの土に復活させることが可能です。

粘土は地表から大体20㎝~30㎝ほど掘り返すと姿を現します。

この時のポイントは、土を掘り起こした際「粘土部分を取り除き、サラサラした地表の土と腐葉土を多めに入れるようにすること」です。

せっかく掘り起こした粘土部分を戻してしまうと、地中でまた粘土層に戻って弊害を引き起こしてしまいますので、出来るだけカチカチでないものを入れるようにしましょう。

粘土質の土を改善させるおススメのマルチング

粘土質の土は通気性と水はけの悪さが原因ですので、ここを改善させてあげることが出来ればかなり進展します。

そこで、もう一つのおススメが「枯草マルチング」です。

通常マルチングを行うときは「マルチシート」という黒のビニールシートを被せるのですが、ビニールマルチの代わりに枯草のマルチングを行うことで、密閉され過ぎず、丁度良い具合に通気性と湿気を保つことが出来ます。

また枯草のマルチは、時間が経過すれば土に分解されて養分になるので、まさに一石二鳥のマルチングです。

発酵を促進させるためのおススメの混ぜ込み時期

粘土質の土は空気に触れ乾燥するとガチガチに固まってしまいます。

土が乾燥してガチガチに固まってしまうと、腐葉土や米ぬかを混ぜ込んでも、土になじんでくれず分離したまま腐葉土も米ぬかもダメになってしまいます。

そこで、混ぜ込むときは「真夏の暑い時期を狙って混ぜ込み、定期的に土に水を掛けてあげること」です。

なぜ真夏の暑い時期に行うかと言うと、土を発酵させるためには「熱」と「湿気」が必要で、真夏の高温かつジメジメした気候はまさに発酵にうってつけの季節だからです。

真夏の暑い時期に腐葉土と米ぬかを混ぜ込んだ土に水を掛けてあげると、米ぬかが発熱し、土がサウナ状態になるため、発酵を促進され、短期間でフカフカの柔らかい土に変化していくのです。

まとめ

土作りを行う上で大変なところは「すぐに効果が出ないところ」です。

耕して、腐葉土や米ぬか、枯草と言った有機物を埋めたからと言って、これまで死んでいたガチガチの固い土がすぐにはフカフカな土にならないです。

土を耕して、何か野菜を植え付けして、その後収穫をして次の作物の準備の頃にシャベルがサクサク刺さる事に気付く。

そのくらい長いスパンが必要になり、最低でも1年は様子を見る必要があります。

なので、土を作って植え付けを行って、良いものが採れなかったと言って焦る必要はありません。

一番怖いのは「焦って変な資材や化学肥料を使って土壌を悪化させてしまうこと」です。

時間が掛かることは悪いことではないのです。

時間が掛かっても必ず土は良い方向へ進んでいき、時間が経過するごとに良い土・良い作物が採れるようになります。

焦らず、のんびり、マイペースに。

これが美味しい野菜を育てる土作りの秘訣です!。

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