やさしい野菜の作り方

玉ねぎ栽培有機肥料でじっくり育てるコツ!時期・種まき・植え替えのコツや連作について

Contents

簡単にわかる玉ねぎの栽培ポイント!失敗しない時期選び及びおススメの品種

簡単にわかる失敗しない玉ねぎ栽培の特徴とポイント

玉ねぎは、秋ごろに植えれば特別な寒さ対策も必要なく、野菜栽培初心者でも比較的育てやすい野菜です。

玉ねぎが美味しくなるポイントは、厳しい冬を越すことで、実に栄養がギューッと蓄えられ、甘味が強く、栄養化の高い作物になることが特徴です。

玉ねぎ栽培を成功させるための主に2つ。

1・苗の植え付け時期とサイズを守ること。

2・寒さが訪れる前と、年を越して暖かくなる時に追肥を行い、良い苗を育てること。

3・苗を育てるときに、株間を少し広げて、ストレスなく育てていくこと。

カレーにスープにサラダに炒め物と、料理のバリエーションは全野菜を通してトップに立つ野菜ですので、ぜひ栽培を成功させたいところです。

玉ねぎ栽培初心者におススメの品種

玉ねぎには「早生(わせ)種」「晩成(ばんせい)種」の2つがあります。

ザックリ説明すると、早く収穫出来るのが「早生種」で、収穫までに時間が掛かるのが「晩成種」になります。

ここでボクが玉ねぎ栽培初心者におススメのしたいのが「晩成種。」

なぜなら、早く収穫出来る早生と違い、時間が掛かる晩成は、その分地中でじっくり栄養を貯め込んでいるので、甘味が強く、かつ長期保存に適しているからです。

なのでボクも晩成種にこだわって栽培しています。

タマネギの栽培時期と栽培スケジュール

玉ねぎの栽培時期は主に8月後半~9月前半に向けて行い、11月頃に苗の植え替え、そして12月前半と2月末に2度の追肥を行い、次の年の5~6月に収穫期を迎えます。

1月 2月 3月 4月 5月 6月
追肥2回目 収穫時期
7月 8月 9月 10月 11月 12月
土作り 種まき 苗の植え替え 追肥1回目

特に栽培スケジュールの中で一番重要な作業が、11月に行われる「苗の植え替え。」

ここの時期がズレると、実が大きく育たなかったり、途中で枯れてしまうこともあるので、適正時期を守るようにしましょう。

寒さが早く訪れる「東北・北海道」は早めに植え付けたほうが良い!。

他の地域と比べ、東北・北海道は10月後半になる、一気に寒さが到来します。

そのため、他の地域と同じように11月に植え付けると、すでに霜が降りてるほど寒くなっていますので、春を迎える前に全滅の恐れがあります。

なので、まだ暖かい10月前半頃に前倒しで植え付けていくことをおススメします。

玉ねぎ栽培の肥料ついて!丈夫な苗を育てるためのおススメの有機肥料

玉ねぎ栽培の肥料の配分とおススメの有機肥料

玉ねぎ栽培時にボクが主に使用している有機肥料は「米ぬか」「鶏糞」「籾殻くん炭」の3点を使用しています。

堆肥は土をフカフカにしてくれますし、米ぬかは「リン酸」鶏糞は「窒素」そして籾殻くん炭は「カリ」を豊富に含んでいます。

特にリン酸を多く含む米ぬかは多めに混ぜ込むようにしています

リン酸が多く含まれていると、玉が充実して甘味が増し増すのでおススメです。

化学肥料とは違い、効き目が現れるまでには時間がかかりますが、冬越しをしている間にじっくりと効き目が現れ、甘味が強く、味の濃い玉ねぎに育ってくれます。

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有機肥料でじっくり育てたほうが玉ねぎは美味しい!

玉ねぎは専用の化学肥料があり、玉ねぎの生育に必要な要素が揃っている上に、使用する量や時期も明確なので、単純に育てるだけであれば化学肥料を使ったほうが成功率は高いです。

でも、あえてボクが化学肥料ではなく、有機肥料をおススメするのは「有機肥料で育った玉ねぎの方が、甘味が強く、味が濃厚に育つから」です。

確かに化学肥料に比べ、有機肥料は手間も時間も掛かります。

しかし、時間が掛かる分、有機肥料で育った玉ねぎは、生でかじるとリンゴと勘違いするかのような強い甘味を感じさせてくれます。

これは有機肥料が化学肥料と比べて濃度が薄い分、とにかく貪欲に栄養を確保しようとし、そして一度確保した栄養を逃さないように、体内でギューッと濃縮しようとしているからです。

「自分の力で栄養を求めて生き延びようとする力」をはぐくませることが、有機肥料を使用する一番の目的であり、これが玉ねぎを甘く、味の濃い作物にさせる要因なのです。

種から始める玉ねぎ栽培!初心者でも失敗しない苗作り&土作りを徹底解説!

タマネギの栽培の方法と流れ

タマネギの栽培は、次のような流れになります。

①苗床(なえどこ)を作る。

②苗床に種をまく。

③畝作り。

④苗の植え替え。

⑤追肥。

⑥収穫。

玉ねぎ栽培のための土作り

玉ねぎ栽培には、種を撒いて苗に育てる「苗床」と、苗床で成長した苗を育てるための「栽培畑」と2つ畑を作っていきます。

苗床作りは、幅1m、深さ10~15㎝ほど耕していきますが、通常の畑のように「畝」にして土を高く盛り上げる必要はありません、耕したら、まっ平のままで充分です。

耕し終わったら、そこに「堆肥」「米ぬか」「鶏糞」をすき込みます。

遅くとも、種まき時期の1月前には作るようにしましょう。

そして、苗床で成長した苗を育てる栽培畑は「堆肥」「米ぬか」「鶏糞」「籾殻くん炭」を混ぜ込んで行います。

このとき、土を出来るだけ深めに耕して、米ぬかを地表だけでなく、地中深くにもあらかじめ混ぜ込んで置くことがポイントです。

と、言うのも、リン酸は地下にしみていかない性質があるため、深く伸びるタマネギの根がリン酸を吸えるようにしておく必要があるからです。

元肥を混ぜ込んだら、栽培畑に「畝」を作っていきます。

畝のサイズは「畝幅120cm」「畝の高さ10㎝」辺りがちょうど良いです。

ただし、粘土質のような水はけの悪い土壌では、過湿になり過ぎて苗が腐ってしまうこともありますので、水はけを良くするために意識して高めの畝を作るようにしてください。

ちなみにボクの畑の土壌も粘土質なので、標準より高めの「20cm」の畝を作っています。

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種まき・育苗の手順とコツ

種を撒くときは、まず苗床に「まき溝」を付けていきます。

まき溝の付け方は、条間「大体20cm」で溝をつけ、種を撒くときは「3~4cm間隔」で条播きにします。

種を撒いたら土を掛けて、しっかり鎮圧してあげます

ここがしっかり出来ていないと、根が土壌に張り付かず、乾燥してダメになってしまいますので、しっかり押し付けましょう。

ちなみにボクの場合は、クワでしっかり押し付けます。

最後にたっぷりと水をかけて、種まき作業は終了です。

土が乾燥すると発芽率が悪くなるため、もみ殻をまいたり、不織布をベタ掛けする場合もあるのですが、ボクの場合は「木クズ」をその上から振りかけています。

木クズを振りかけると、過湿・過乾燥を防ぎ、丁度良く水気を保つ上に、時間が経過すれば木クズが土に分解され、養分となるので一石二鳥となります。

玉ねぎの良い苗作りのコツは「丁度良い距離感」

種を撒くときポイントになるのが「株間の間隔。」

ここが狭すぎると、成長したとき栄養の取り合いが起こり、共倒れになってダメになってしまうことがあります。

下の画像は、株間が狭すぎたために、栄養の取り合いで共倒れになり、苗が黄色く変色して枯れ始めてしまった苗です。

ボクたち人間も、四六時中誰かにピッタリくっつかれていたらストレスを感じたりしませんか?。

この辺は作物も同じなようで(笑)、ピッタリくっつけるのではなく「丁度良い距離感」を保ってあげたほうが、ストレスなく育ってくれるのです。

なので、ちょっと間隔が狭すぎた場合は、苗を移し替えて、間隔を広げることをおススメします。

玉ねぎ苗の植え方の手順とコツ!失敗しない苗の選び方と植え付け時期

苗の植え付け時期と失敗しない苗の選び方

時期的に11月前半頃が植え替えの目安です。

移し替えるときは、根を傷付けないように、株元から少し離して、周りの土ごとすくうのがポイントです。

植えつけする苗のベストサイズは「鉛筆の太さ。」

これ以上太い苗や、小さく細過ぎる苗の植え付けは避けた方が良いです。

と、言うのも、玉ねぎは一定以上の大きさに育ってから寒さに遭うと「トウ立ち(花を付けるための茎)」してしまいます。

トウ立ちしてしまうと、花に栄養が行って、肝心の実に栄養が行き届かなくなりますし、かと言って小さ過ぎても小玉にしか成長してくれませんので、最適な大きさの苗を選ぶ必要があります。

また、植え付け適期を守ることも大切です。

タマネギは、苗の植え付けが遅れると、根付く前に寒さに負け、冬を越せずに枯れてしまいますし、逆に早すぎると、冬を越せても春先に「とう立ち」しやすくなり、よい玉に育ちません。

そのため、丸々と太った玉に育てるには「苗のサイズ」と「植え付け適期」の双方を守ることが大切です

玉ねぎ苗の植え付け方

タマネギ苗の植え替えを行うときは、畝に株間15cm~20㎝、深さ5㎝程度の穴を開けていき、1穴に1本植えます

苗を植え付けるときの注意点は「苗の分決の部分に土が掛からないように植え付けること。」

分決した部分まで埋めると深植えになり、縦長で丸みのない玉になってしまうので注意が必要です。

植えたら、両手で土を押し付けて、根をしっかり土に圧着させます。

玉ねぎ栽培水やりについて「発芽前・後の水やり」「植え替え後の水やり」のやり方

玉ねぎの水やりについて

タマネギは根が浅く、乾燥にはとても弱い野菜ですが、かと言ってやみくもに水を与えるだけでもよくありません。

「いつ水分を必要として」「いつ頃から水分を必要としなくなるのか?。」

ここを見極める必要があります。

ボクも経験があるのですが、水分が不足して過乾燥ぎみになると、画像のように小さく、縦長の玉ねぎになってしまいますし、かと言って過剰にやり過ぎると地中で腐ってしまいます。

画像は、雨不足の年に栽培された玉ねぎなのですが、水分を十分に吸収しきれなかったせいか、ほとんど実になれていません。

ちょっと難しいポイントですが、水やりを上手に行い、保水性を上手く保つことが出来ると、みずみずしく、ゴロっとした作物を収穫することが出来ます。

玉ねぎ発芽前・発芽後の水やりのコツ

丈夫な苗をつくるには、発芽前・後の水やりと温度管理がポイントになります。

タマネギの発芽に適した温度は15~20℃で、25℃以上の高温では発芽しにくくなります。

25℃という温度は、晴天が続き、土が乾いてくると簡単に25℃を超えてしまいます。

特に、秋播きのタマネギは発芽時期には、まだ日中の気温が高く、乾燥しやすくなります。

そのため、発芽までは、土壌の水分を保つことが、失敗しないためのコツです。

玉ねぎ植え替え後の水やりについて

玉ねぎの苗は乾燥に弱いので、しっかり根付くまでは水やりを行う必要があるのですが、常に畝がぬれているような状態では、病気にかかりやすくなります。

そこで、冬季は基本的には自然の雨水にまかせ、天候を見て、乾燥しているようであれば水やりを行います。

3月を過ぎて気温が上がり始めたら、水やりの頻度を増やします。

この時期には水やりは大切な作業で、この段階で水分が足りなくなると、タマネギが大きく育たなくなります。

ただし、気温が上がる時期は病害虫の発生も増えてくる時期なので、過湿になりすぎないように気をつけましょう。

東北・北海道地方など雪が多い地方での水やりは控えめに!

ボクの住む青森県や北海道地方のような「雪」に覆われる地方での水やりは控えめにすることをおススメします。

東北・北海道地方の3月~4月前半は、雪にまだ覆われていることが多く、たっぷりの「雪解け水」によって、土が常に湿っています。

なので、それ以上の水分を与えてしまうと過湿になって腐ってしまう可能性が高いので控えめにした方がよいでしょう。

玉ねぎの失敗しない追肥のやり方と時期について

失敗しない玉ねぎ栽培の追肥のコツ!使用する有機肥料と時期について

1回目の追肥は12月中旬〜下旬頃に行い、2回目は2月末頃を目途に行います。

ボクの場合、主に追肥として「鶏糞」と「籾殻くん炭」を使用しています。

タマネギは栽培期間が長いだけに、追肥がとても重要になってきます。

ポイントは「肥料を欲しがるタイミング。」

必要な時に肥料の効能が現れないと、育ちが悪くなり、反対に必要ではない時に肥料がたっぷりあっても調子を崩します。

と、言うのも玉ねぎは、冬の寒い間は、根がほとんど動かず、生長がほぼ止まる状態となるので、このタイミングで肥料を与えても吸収せず、逆に与えた肥料が凍って固まったり、腐敗するなどして作物をダメにしてしまいます。

なので、秋に苗を植え付けてから本格的に寒くなるまでの間と、年を越して、気候が暖かくなる頃に生長を再開しますので、そのタイミングが追肥としてベストだと思います。

2つ目のポイントは「一度にたくさんあげすぎないこと。」

これは全野菜共通なのですが、ついつい早く、大きく育ってほしいがために一度にたくさんの肥料を追肥としてあげがちになってしまいます。

ボクも経験があるのですが、一度にたくさんの肥料を追肥としてあげ過ぎてしまうと、茎の部分だけがヒョロッと長く伸びて、肝心の実に全然栄養がいかなかったり、急激に肥大して、実割れを起こして腐敗しやすくなりますので、注意が必要です。

玉ねぎ栽培時の追肥のやり方

追肥のやり方は、株元に撒いていきます。

このとき、雑草が生えていたらマメに抜いていきましょう。

その後も生長を見て、土がやせている場合には、2月下旬頃に2回目の追肥を行います。

生育期の後半に追肥をすると首のしまりが悪くなるので、2月以降は追肥を控えるようにしましょう。

東北・北海道地方の2回目の追肥は雪解けを待った方が良い

ボクが住む東北の地は、1,2,3月は寒さが厳しく、4月中旬までたくさんの雪が残っています。

そのため、セオリー通りの2月頃に追肥を行おうとしても、寒さが厳しく、根がまだまだ活動を再開していないので効果を期待出来ません。

そのため、ボクの場合は雪解けが確認出来た「4月前半」を目途に2回目の追肥を行っています。

ちょっと遅く感じられるかもしれませんが、暖かさを感じられるようになると、根も活動を再開しますので、追肥を行うタイミングとしてはちょうど良いと思います。

玉ねぎの収穫時期と長持ちさせるための保存・貯蔵方法について

玉ねぎの収穫時期と方法

5月下旬から6月上旬頃、玉が十分に肥大し、葉が根元から自然に倒れてくると収穫期です。

一応、葉が完全に枯れ切るまで玉ねぎは大きくなるのですが、大きくなり過ぎても味がぼやけてしまいますので、倒れた葉が完全に枯れる前に収穫します。

収穫の日に雨が続いて土が湿っていると、玉も多湿になり、収穫後に傷みやすくなりますので、収穫は土が乾いている晴れた日に行いましょう。

収穫するときは、葉のつけ根をつかんで、真上に引き抜いて収穫します。抜けない場合は、株周りにスコップを入れて根を切ると、楽に引き抜くことができます。

玉ねぎ収穫後の保存方法

収穫後は、2.3日ほど畑や軒下に並べて乾かしておきます。

茎が乾燥したら、4、5個ずつ葉のつけ根をヒモで縛って束ねて、風通しがよく、雨と直射日光が当たらない場所に吊るしておくと長期保存ができます。

早生種の場合は2ヶ月、晩生種なら6ヶ月以上もちますが、すぐに食べれば、水分が多くて柔らかい「新タマネギ」として楽しむことができます。

玉ねぎの連作障害対策とおススメのコンパニオンプランツ

玉ねぎの連作障害について

タマネギは連作障害が出にくいため、同じ場所での連作が可能です。

ただ「出にくい」と言うだけで「全く考慮しなくてよい」というわけではありません。

連作障害の多くは、土壌の成分が偏ってしまうことにより起きてしまいます。

そのため、どんなに出にくい作物であっても、何年も同じ場所で栽培することによって成分が偏り、連作障害が発生してしまうことも考えられます。

そこで「4年~5年」同じ場所で栽培し、病害虫による被害や、収穫した作物に小ぶりが続いたり、腐ってしまうことが多くなったら連作障害を疑うべきだと思います

もし、品質にこだわるという場合は「2~3年おき」遅くても「4年目」には輪作によるローテーションを考慮することをおススメします。

ボクの場合は、2年目あたりから様子を見て、3年目から輪作を行っています。

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玉ねぎ栽培時のおススメのコンパニオンプランツ

玉ねぎのコンパニオンプランツとして「キク科」の作物が相性が良くおススメです。

特にハーブの「カモミール」辺りが、玉ねぎの生育を助け、病害虫を減らす効果がありますので、タマネギの畝の通路で育てるのがオススメです。

栽培した玉ねぎが大きくならない原因とは?初心者でも簡単に出来る対策について

玉ねぎが大きく育たない7つの原因

せっかく栽培したのに、収穫した玉ねぎが全然大きく育ってくれないトラブルが良く聞かれます。

主に挙げられる原因は7つ。

①苗の大きさが適切ではない。

②植え付け時期が遅い。

③株間が狭い。

④酸性成分が強すぎる。

⑤肥料不足。

⑥周囲に雑草が生えている。

⑦水分不足。

他にもあるかもしれませんが、大体この7つで解明出来ると思います。

玉ねぎが大きく育たない原因①「苗の大きさ」

1つ目は「苗の大きさが不適切だった」ことが考えられます。

実はタマネギ栽培の成功の7割を占めてると言っても過言でないくらい、苗選びは重要です。

細い苗を植え付けると、タマネギは大きくなりませんし、それどころか、冬の間に枯れて消えてしまうこともあります。

かと言って、苗が太すぎるととう立ちして、花に栄養を持っていかれます。

何度も言うように、玉ねぎの苗は「鉛筆サイズ」がベスト!。

成功の鍵を握っているつもりで、厳選して選抜していきましょう。

玉ねぎが大きく育たない原因②「植え付け時期」

2つ目は「植え付け時期が遅い」ことです。

土作りも、追肥も、水やりも完璧、それなのに大きく育たないという場合は、原因①と、この植え付け時期の遅れが大半の原因を占めていると思います。

玉ねぎの苗の植え付け時期は「11月前半」東北・北海道地方の場合は「10月中盤」を目途に行いますが、これは植え付け後、寒くなるまでに根をしっかりと張らせ、葉を育てて葉の枚数を稼ぐ必要があるからです。

植え付け時期が遅くなると葉が充分な大きさに育つ前に、霜が降り、葉が育たなくなります。

葉が元気に育っていなければ、春にタマネギが充分肥大するための光合成が難しくなります。

玉ねぎが大きく育たない原因③「株間の広さ」

3つ目の原因は「株間が狭すぎる」ことが原因です。

株間が狭いとタマネギ同士がぶつかりあってしまい、大きく育つことができなくなります。

株間が開くと、タマネギは伸び伸びと大きく育つことができます。

ベストな株間は「10㎝~15㎝。」

栄養の取り合いが起こらないように、株間を広げて育てたほうが、苗にもストレスを与えず、タマネギは伸び伸びと大きく育つことができます。

玉ねぎが大きく育たない原因④「土壌成分」

5つ目は「土壌成分が合っていない」ことが挙げられます。

土壌成分が合っていないとは「そこの土壌が酸性分が強すぎる」ということです。

実はタマネギは酸性の土壌が苦手です。

酸性の土壌で玉ねぎを育てると、根の発育が悪くなり、タマネギが大きくなりません。

酸性を和らげる方法として「苦土石灰(くどせっかい)」を使用するという方法もあるのですが、ボクの場合は「カキ殻」を使用しています。

カキ殻は有機肥料の一つで、土壌の酸性分を和らげる効果があります。

ホームセンターなどで購入出来ますので、ぜひ試してみてください。

玉ねぎが大きく育たない原因⑤「肥料」

5つ目の原因は「単純に肥料が不足していること」です。

タマネギは、たいへん肥料を好む野菜です。

特に有機肥料で育てる場合は、化学肥料と違って、効き目が現れるのが遅いですので、栽培を始める2月前、遅くとも1月前には肥料を施して土作りを行っていく必要があります、

その後、12月頃に「鶏糞」「籾殻くん炭」などで追肥を行って、年を越して暖かくなり始めた2月下旬(東北・北海道地方は4月前半~中旬)に2度目の追肥を行って、肥料切れに注意して栽培するようにしましょう。

ただし、3月中旬以降は肥料を与えないようにしてください。

球の肥大が始まってから肥料を与えると、タマネギが腐りやすくなり味も落ちてしまいます。

玉ねぎが大きく育たない原因⑥「収穫」

最後の6つ目の原因は「収穫が早過ぎること」です。

タマネギは丸々1年掛けて育つ生育期間が長い野菜であり、5月になるとタマネギの肥大が始まります。

充分に大きくなる前に収穫してしまい、掘り上げると思ったよりも小さかったということがあります。

タマネギの収穫は、葉が倒れてから5~6日後がちょうど良いと思います。

一つ、はやる気持ちを抑えて、じっくり観察して収穫していきましょう。

玉ねぎが大きく育たない原因⑦「水分不足」

玉ねぎは水分を多く必要とし、水分が不足すると、肥料の吸収率も悪く、大きく肥大することが出来ません。

ボクもある年に、前例にない雨不足に見舞われ、収穫した玉ねぎがとても小さく、ほとんど実になれていませんでした。

野菜も人間と同じで、どんなにお腹が空いていても、ノドがカラカラに乾いてしまっているときはご飯がノドを通り辛いもの。

なので、日照りや高温の時が続き、土の乾燥が多く見受けられた場合は、積極的に水やりを行うようにした方が良いです。

まとめ

玉ねぎは基本的に成功率も高く、野菜栽培初心者にはうってつけの野菜です。

どのみち収穫までに、ほぼ1年を要する作物ですので、焦って、とにかく早く育てようとするのではなく「時間を掛けてじっくり生長させていくことが肝心です。」

そうすれば、玉ねぎは厳しい冬を越す間に、ギューッと体内に栄養を蓄え、ゴロっとした大きさに、強い甘味と濃厚な味わいの作物に育ってくれます。

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