やさしい野菜の作り方

【ニンニク栽培のコツ!】肥料・水やり初心者から始める失敗しない収穫までの手順!

初心者から始めるニンニク栽培!失敗しないための品種選びと植え付け時期

自分の住まいの地域に合わせて品種を選ぶ

ニンニクは、地域の気候や天候の影響を受けやすい野菜であり、そのため品種も天候や気候に合わせて分かれています。

ザックリ分けると比較的寒い地域向けの「寒地品種。」

そして比較的温暖な地域向けの「暖地品種」の2種類です。

そのため、ニンニクを上手に栽培するファーストステップとして、

自分の住んでいる地域の気候に合った品種を選択することが第一歩です。

例えば寒冷地である青森県で栽培されてるような品種を、比較的温暖な九州地方などで作ろうとしても、気候の違いで上手く栽培出来ないことがあります。

なので、北海道・東北・北陸のような比較的寒い地域では「寒地品種」を、そして「関東以西」のような比較的温暖な地域では「暖地品種」をおススメします。

植え付け用ニンニクの入手方法

植え付け用ニンニクの入手方法は「種の販売店」か「ホームセンター」で入手可能です。

購入する際はお店の方に「寒地用」か「暖地用か」そして必ず「熱処理されていない植え付け用」を選択してください。

ブランドにこだわらない場合はこれで充分です。

ただ、「品種やブランドにこだわりたい」という場合は、そのブランドを扱っている生産者に直接交渉する必要があります。

場合によっては「生産量」「作付面積」などを審査され、そこの「組合員」となることを条件つけられる場合もありますので、そこは生産者の方と良くお話する必要があります。

失敗しないためのニンニクの植え付け時期

ニンニクは9~10月を目途に植え付けます。

そして植え付ける際に一番注意してほしい点が「温度」です。

まだ暑さが厳しいうちに植え付けてしまうと、ウイルス系の病気にかかりやすくなるリスクがあります。

ただし、植え付けが遅れて寒くなり過ぎると根の張りが不十分になってしまい、実が大きく育ってくれず、小ぶりな作物となってしまいます。

なので、涼しくなって地温が下がり始めたときを目安に植え付けを開始しましょう。

ニンニク栽培収穫までの手順!植え付け・水やり・芽かき・プランターでの育て方のコツ

ニンニク栽培の手順①土作り

ニンニク栽培の最初の手順は「土作り」です。

畑で栽培する場合は、必ず日当りのいい場所を選択するようにしましょう。

土は植え付ける2週間前に準備します。

手順としては①土を耕す。

②耕した土に「苦土石灰」を土に混ぜて1週間おく。

「苦土石灰」を撒く理由は、土についた雑菌やウイルスを消毒するためです。

③「堆肥」を土に混ぜてさらに1週間おく。

ボクは米農家でもありますので、堆肥には真っ黒に完熟した「稲わら」を使用しており、化学肥料に抵抗のある方はコチラがおススメです。

しかし、農家でない一般家庭の場合はホームセンターにて完熟堆肥を購入して使用するのをおススメします。

そのとき注意してほしいのが「窒素の配合量」です。

窒素が多い肥料を与えてしまうと球根があまり大きく育ちにくいです。

なので、肥料を選ぶときは窒素とリン酸とカリが同じ分量配合されたものを使用するか、リン酸が多いものを使用しましょう。

ニンニク栽培の手順②畝(うね)を作る

土ができたら「畝(うね)」を作ります。

畝の大きさは、幅60cm、高さ15cmが理想です。

ニンニク栽培の手順③失敗しない植え付け方とコツ

にんにくの正しい植え方は、

「鱗片を1つずつに分けていくこと」と「植え付ける方向です。」

必ず「とがっているほうを上にして」植え付けていきましょう。

もう一つが「植え付けの『深さ』」です。

種を植え付けるとき、あまり深く植え付けると、栄養が実に届きにくくなり、小ぶりのニンニクしか採れなくなりますし、浅すぎると直射日光をダイレクトに受けてしまいますので、表皮が赤黒くなってしまいます。

なのでベストな植え付けの深さとして「5㎝」を目安にして植え付けるようにしましょう。

正しい植え方で植え付けないと芽が出ませんので、注意が必要です、鱗片を分けるときは、皮をむいてしまわないようにしてください。

ここまで出来たら植え付け作業は終了です。

ニンニク栽培の水やりのコツ

土作り・植え付け作業が終わったら、生育していくためのお世話を行っていきます。

基本的にニンニクの世話は「水やり」「剪定」「追肥」の3つで、ここでは「水やり」についてお伝えしていきます。

実はニンニクは水やりがほとんど必要ない作物です。

なので、ニンニク畑に水をかけるときは、定期的に行うのではなく、土が乾き、にんにくが水を欲しがっている時にやるぐらいで充分です。

ニンニクは乾燥には強いのですが、湿気には弱いため、土が湿った状態が続くのはよくありません。

なので、土が乾いたら水をやるようにして、水のやり過ぎに注意しましょう。

特に青森県のような雪国では「雪解け水」がたっぷり土に染み込んでおり、温暖な土地に比べると土に湿り気が多いので、水やりの頻度はもっと少なくても良いです。

ニンニク栽培時の追肥のコツ

にんにくの栽培で失敗しないコツの2つ目は「追肥を与えるタイミング」です。

肥料は、植え付け時からタイミングを見て何度か追肥を行っていきます。

ボクの場合は「油粕」「もみ殻くん炭」を追肥として与えています。

やり方としては、土に混ぜるのではなく、株元の上に掛けるだけ。

このような感じで、株間と条間に肥料を掛けていきます。

追肥をきちんと与えておかないと病気が発生しやすくなってしまったり、にんにくが大きく育ってくれない可能性がありますので、失敗しないためにも追肥を忘れずに行いましょう。

ニンニクの追肥時期は基本的に12月、2月、3月の3回行います。

特に2回目以降の2月の追肥は最重要です!。

このタイミングを逃すと「苦味が強くなったり」「香りが薄い」など味に大きく影響を与えてしまいますので、時期を逃さずタイミングよく追肥するようにしましょう。

剪定と摘み取りで実に充分栄養を回す

ニンニクが成長し、芽が伸びてきたら、実に充分栄養を回し、大きな実に育てていくために「剪定(せんてい)」と「摘み取り」を行います。

剪定とは、生育の良い芽を残し、生育の悪い芽を抜き取ることです。

と言うのも、ニンニクは1つの鱗片の内部で分球して、2本以上芽が伸びることがあります。

そのまま育ててしまうと実が大きくならないので、芽が10㎝くらいになったら「芽かき」をしましょう。

まず、土を掘って種を出します。

そして、煮沸消毒した清潔なハサミで育ちが悪いと思った芽を切り取ります。

そして、4~5月になると茎の先端からトウ(花の咲く茎)が伸び出します。

大事なことは「花が咲く前に摘み取ること」で、花が咲いてしまうと栄養を取られてしまい、実に届かなくなるので、ニンニクの球を太らせるために早めに摘み取ります。

プランターでニンニクを栽培する場合

幅65cm、深さ25cm以上のプランターがベストです。

ただ、プランターで育てる場合、畑で育てるより若干実は小さくなる可能性があります。

土は野菜用の培養土で問題ありませんが、ニンニクは過湿に弱いので水はけのよい土を選びます。

もうひとつ大事なのが、日当たりです。

にんにくは日陰でも育つことは育つのですが、プランターは持ち運び可能なので、日照に合わせて一番日当たりのいい場所を選んであげましょう。

追肥する場合、成分量窒素8:リン酸8:カリ8の化成肥料であれば20gずつ各月1回行ってください。

ニンニク栽培で失敗する原因と対策!収穫までに見直しておきたい植え付け等の作業内容

ニンニクの芽が出ない原因とは?

植え付けたものの、芽が全く出てくれない場合はどんな原因が考えられるでしょうか。

考えられる原因は2つあります。

①植え付け時期が間違っている。

にんにくの植え付け時期は9月中旬~11月頃です。

芽が出なかった場合は、この植え付け時期がズレている可能性が高いです。

例えば早い時期に植え付けてしまうと、土の中の気温が高くなりすぎてにんにくが蒸れてしまい腐ったりしてしまいますし。また遅い時期に植え付けてしまうと、冬眠期に入ってしまうため生育が悪くなってしまいます。

にんにくの芽をしっかり出すためには植え付け時期に注意してください。

②間違った植え付け方をしている。

ニンニクの芽が出ないもう一つの原因として「植え付け方」に問題があります。

例えば根が付くはずの下の部分を上にして植え付けていたり、鱗片を1つづつにしていなかったり、もしくは植え付ける方が「深すぎる」ことも考えられます。

正しい植え方で植え付けないと芽が出ませんので注意しておきましょう。

ニンニクが大きくならない原因と対策

いざ収穫を迎えたとき、ニンニクが大きく育っておらず、小ぶりの実しか採れない場合はどんな原因が考えられるでしょうか?。

①剪定を行っていない。

剪定を行っていないと余計な花や茎に栄養が周り、肝心な実の部分に栄養が行きにくくなります。

剪定は、栄養をしっかり実へ回すための大切な作業です、なので、脇芽と花芽はしっかり摘みとっておきましょう。

特に花芽はしっかり取り除きましょう。

花を咲かせるということはかなり栄養をロスさせることになるので、実の部分へ栄養をしっかり与えるためにも忘れずに剪定しましょう。

②肥料の与え方が間違っている。

土作り時に混ぜた肥料に「窒素」が多く含まれていると、実が大きく育ちにくくなります。

他にも追肥したとき、水分不足などによって土が極端な乾燥状態にあると、せっかく肥料を撒いても土が吸収してくれません。

人間も極端に喉が渇いていると、どんなにお腹が空いていても食べ物が喉を通らないですよね?。

そこは作物も同じなのです。

③品種と栽培環境が合っていない。

現在栽培している品種と栽培環境がマッチングしていない可能性があります。

例えば寒い地域で栽培しているのに「暖地品種」を栽培しているとか、比較的温暖な地域で栽培しているのに「寒地品種」を栽培しているなど、環境のアンマッチが大きさや味に大きく影響を与えています。

収穫したニンニクが美味しくない原因と対策

せっかく収穫したのに、食べてみると苦味が強かったり、香りがあまりしないなど、なんか美味しくない。

こういう場合はどこに原因があるのでしょうか?。

①追肥を与える時期のズレ。

追肥時期がズレてしまうと味に大きく影響を与えてしまいます。

特に2回目の追肥時期である2月中旬~3月のタイミングを逃してしまうと、苦みが増してしまう場合があります。

なので、時期を守って追肥を与えてるようにし、 遅くとも収穫の2か月前までにしておきましょう。

ニンニクが栽培途中で枯れてしまう原因と対策

育て方をしっかり守っているのに、ニンニクが途中で枯れてしまう場合、病気や害虫もありますが、他に考えられる原因はなんでしょうか?。

①肥料に窒素が多い。

窒素が多い肥料を与えてしまうと実が弱くなってしまい、最終的に害虫や病気のせいで枯れてしまいます。

にんにくの栽培には肥料は必ず必要ですが、どんなものでも与えれば良いというわけではありません。

なので、窒素成分には注意して肥料を与えてください。

②水のやり過ぎor水はけが悪い。

水の掛けすぎも根腐りさせてしまう原因の1つです。

にんにくは湿気に弱い作物ですので、必要以上に水をかけてしまうと土が常に湿った状態になってしまいます。

もう一つが植えた場所が水はけが悪い場所ということも考えられます。

水はけが悪い土は、常に土に水分を含んでいることになり、特に雪国のような雪解け水が地中に多く含んでいるような土地は、他の土地より水分量が多いですので注意が必要です。

常に土が湿っていると根が傷ついてしまい、そこから菌が入り病気にかかってしまいます。

なので、植え付け前には必ず水はけのいい場所を選んであげてください。

まとめ

ニンニクは乾燥にも強く、栽培時もあまり手の掛からない作物ですので、成功率も高く、野菜栽培初心者の方にとって比較的イージーです。

肝心なことは「品種選び」と「追肥タイミング」ですので、ここを間違わなければ良いニンニクが採れると思います。

なので、これから農業を始めてみたい、野菜作りに興味があってカンタンなものから始めて行きたいとお考えの方にとって良い足掛かりとなることでしょう。

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